歴史的な建築物に惹かれて（大矢田神社）

昔刊行されていた講談社の週刊誌「日本の街道」に、
大矢田神社の楼門の写真が載っていて、
見るたびにその美しさに感嘆していたので、
今回撮影しに行ってきた。
後半で山県市の東光寺も載せている。

撮影：lumix GX7MK2,M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6

まずは大矢田神社から

（大矢田神社の解説）

大矢田神社（おやだじんじゃ）は、岐阜県美濃市にある神社である。
本殿は江戸時代初期の1672年（寛文12年）、
拝殿は1671年（寛文11年）再建であり、
ともに重要文化財に指定されている。
また、楼門は1723年（享保8年）再建であり、美濃市指定文化財である。

創建は孝霊天皇の時代という。
716年（養老2年）、泰澄大師は、この地（天王山）一帯を開基。
天王山禅定寺号した。祠はその一部となり、牛頭天王として習合される。
禅定寺は7坊を有したが、1556年（弘治2年）に戦火で焼失。
その後、極楽坊と常泉坊の2坊のみ再興された。
1870年（明治3年）、神仏分離・廃仏毀釈により
牛頭天王を建速須佐之男命に戻して奉祀、
大矢田神社に改称して極楽坊の社僧・真清氏が神官となる。
護摩堂・鐘楼・観音堂など仏教施設は廃されたが、
唯一、楼門（仁王門）が残された。
このため神社の中に仏教式の門が残っている。







楼門

これが今回一番撮影したかったもの。

実際に自分の目で見てみて、何て品のある美しい楼門なんだろうと思った。








ちょっと角度を変えて撮影。














































































大矢田神社だけで帰ってしまうのはもったいないので、
東光寺にも行ってみた。
インターネットで調べて、割と大きな寺院のようだったので、
立派な建物があるかなと思って行ったのである。

東光寺の解説

東光寺（とうこうじ）は、岐阜県山県市小倉にある臨済宗妙心寺派の寺院。
山号は富士山。本尊は聖観音菩薩。
美濃三十三観音霊場第9番札所、美濃四国第64番札所である。

この寺は、室町時代の明応年間（1492年～1501年）に華翁頼舜の開基により、
希雲が創建したもので、開山には東陽英朝が迎えられた。

タグ：大矢田神社

コメント 6

この楼門、本当に美しいですね。
見とれました。
by リュカ (2020-03-30 16:06) 

リュカさん、コメントありがとうございます。
楼門の美に共感していただいてうれしいです。
いろいろな楼門、山門、総門など見てきましたが、
この楼門ほど感動したものはなかったです。
by minsuke (2020-03-30 16:29) 

写真の撮り方が実に上手いですね。
どの写真も素敵です。
by 旅爺さん (2020-03-30 18:51) 

旅爺さん、コメントありがとうございます。
褒めていただいて、恐縮です。
講談社出版の「日本の街道」に載っている、
迫力のある写真に少しでも近づきたいと
昔から常々思って、日々努力しています。


by minsuke (2020-03-30 19:10) 

お早うございます、薬師寺にコメントを
有難うございました。

岐阜には何度も行っていますが、大矢田神社は知りませんでした。　
神社に仁王門とは珍しいですが、残したくなる立派なものですね。
by tarou (2020-03-31 07:51) 

tarouさん、コメントありがとうございます。
薬師寺は懐かしかったのでコメントさせていただきました。
大矢田神社は元はお寺でもあったので、
仏教施設と神社関係のものが混在していたようで、
廃仏毀釈で護摩堂や鐘楼、観音堂は撤去されましたが、
楼門だけは残されたようです。
美濃市の指定文化財になっているようです。
by minsuke (2020-03-31 13:04)