SSブログ

風景写真、猫の写真など載せています。楽しんでもらえればと思います。

僕の写真紀行は容量いっぱいになりましたので、 僕の写真紀行2に移行します。 またよろしくお願いします。

歴史的な建築物に惹かれて(岐阜県・真禅院) [歴史的建築物]

今回は真禅院の写真を載せたいと思う。

真禅院には国の重要文化財の三重塔がある。


撮影:OLYMPUS OM-D E-M10 MarkIII、LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0

(真禅院の解説)

真禅院(しんぜんいん)は、岐阜県不破郡垂井町にある天台宗の寺院である。
山号は朝倉山(あさくらさん)。
山号にちなみ朝倉山真禅院、朝倉寺、または単に朝倉山とも呼ばれている。
かつての南宮大社の僧坊であった。
本尊は無量寿如来(阿弥陀如来)、十一面観世音菩薩。
無量寿如来は南宮大社本地仏。
古くから霊験があると言われ、平安時代の承平天慶の乱の際、
朱雀天皇の勅令により平将門調伏祈願が行なわれている。
また、前九年の役の際、後冷泉天皇の命により安倍貞任追討祈願がおこなわれている。
境内には干支の守り本尊(守護仏)がある。
西美濃三十三霊場第十七札所。美濃七福神(大黒天)


真禅院は、近隣にある南宮大社(旧称南宮神社)と関係の深い寺院である。
南宮神社では近世末まで神仏習合の信仰が行われ、
神社内に仏堂、仏塔、僧坊などが建てられていた。
明治初年の神仏分離に伴い、三重塔、本地堂などが神社西方の現在地に移され、
朝倉山真禅院と称するようになったものである。
伝承によれば、真禅院の前身は天平11年(739年)
行基により創建された象背山宮処寺(ぞうはいさんぐうしょじ)であるとされる。
その後、延暦年間(790年頃)、勅令があり、
最澄によって南宮神社(現南宮大社)と両部習合(神仏習合)され、
神宮寺と改称したという。
宮処寺の名は『行基年譜』に見えず、創立者を行基とするのは後世の付託と思われるが、
後述のように宮処寺という寺院が奈良時代に存在したことは確認できる。
『続日本紀』天平12年(740年)12月条には、
「幸宮処寺及曳常泉」(宮処寺及び曳常泉を(聖武天皇が)訪れた)との記事がある。
これにより、天平12年の時点で今の岐阜県垂井町に「宮処寺」という寺院が存在したこと、
聖武天皇が同寺を訪れたことは史実と認められる。
垂井町内には宮処寺跡に比定される奈良時代の寺院跡があり、
岐阜県の史跡に指定されている。
ただし、この寺院跡は発掘調査未了のうちに宅地開発が進んで遺構が破壊されており、
この寺が南宮神社の神宮寺の前身であるかどうかは断定できない。
『扶桑略記』天慶3年(940年)正月24日条には「美濃国中山南神宮寺」において、
延暦寺の僧・明達が平将門調伏の修法を行ったことが見える。
これにより、平安時代には南宮神社に神宮寺が存在したことが明らかである。
神宮寺は近世末まで存続したが、前述のように明治時代初期の神仏分離に伴い廃絶した。
南宮神社内には神宮寺以外にも仏教僧の住む坊舎が複数存在したことは古絵図等からも明らかで、
真禅院はそうした僧坊の1つであった。
近世の記録(「本末分限改帳」)には、平将門の乱調伏のため、
南宮神社二ノ宮の十禅師社に社僧10名を置き、
その時建立された僧坊の1つが真禅院であるとされている。
文亀元年(1501年)、火災で焼失し、永正8年(1511年)、
美濃国守護土岐政房により再建。
慶長5年(1600年)には関ヶ原の戦いで南宮神社とともに焼失した。
南宮神社の再建は江戸幕府3代将軍徳川家光により実施され、
寛永19年(1642年)に落成した。
これが現存する南宮大社の社殿群である。
現存する真禅院の三重塔、本地堂もこれら社殿と一連の造営になるもので、
元来は南宮神社境内の南方に建っていた。
明治元年(1868年)、神仏分離により、南宮神社内の寺院・仏堂を統廃合し、
当時の真禅院の住職と地元の人々の手により現在地に移築した。
明治4年(1871年)までに移築が完了し、朝倉山真禅院として再出発した。
昭和57年(1982年)から昭和59年(1984年)にかけて三重の塔の修理が行われた。(昭和の大修理)
平成27年(2015年)から平成30年(2018年)にかけて本地堂の修理が行われた。(平成の大修理)
明治の移築の際に格天井の絵が不規則に並べられていたのを
今回の修理で移築前の状態に戻した。
さらに、塗装や屋根の形状、部屋の間仕切りなど調査で明らかになったものは復元や復原が行われた。



三重塔があるだけで、その一帯が魅力的な空間になる。

P5242855.jpg-5.jpg



P5242889.jpg-7.jpg






P5242922.jpg-2.jpg



鐘楼 - 岐阜県重要文化財(梵鐘は国の重要文化財)

P5242927.jpg-3.jpg


梵鐘(国の重要文化財)

この梵鐘、美しいですね。

P5242932.jpg-1.jpg




P5242847.jpg-1.jpg




P5242937.jpg-2.jpg




P5242939.jpg-2.jpg




釈迦堂

壁板や垂木の風化具合が綺麗だなと思って撮影。

P5242941.jpg-3.jpg




P5243003.jpg-6.jpg



薬師堂

P5242997.jpg-2.jpg



観音堂

P5242979.jpg



十王堂

P5243004.jpg-3.jpg



鉄塔 - 岐阜県重要文化財

P5242851.jpg-1.jpg






nice!(56)  コメント(2) 
共通テーマ:ネットコミュニティ

nice! 56

コメント 2

旅爺さん

無事退院出来ましたので、
今後とも宜しくお願い致します。
ご心配有り難う御座いました。
by 旅爺さん (2020-05-25 19:50) 

minsuke

旅爺さん、ご退院おめでとうございます!
またよろしくお願いします。
by minsuke (2020-05-25 22:20) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。