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風景写真、猫の写真など載せています。楽しんでもらえればと思います。

僕の写真紀行は容量いっぱいになりましたので、 僕の写真紀行2に移行します。 またよろしくお願いします。

古寺に惹かれて(2部・渡岸寺) [滋賀県古寺シリーズ]

「古寺に惹かれて」の続きを載せたいと思う。


303号線沿いの景色。

揖斐川町から木之本町に向かっている。

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杉野川

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木之本町杉本あたり。

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乙高閣(ここうかく)あたり

己高閣は、己高山鶏足寺の寺宝の収蔵庫で本尊十一面観音(重文)、
七仏薬師像他重要な仏像が収納されている。
その裏側に地区民の浮財で建設された世代山戸岩寺の
寺宝の収蔵庫・世代閣がある。
魚篭を左手に持った魚藍観音菩薩像や薬師寺如来立像(重文)、
十二神将、浅井長政に嫁いだお市の方の嫁入り道具の一つであった屏風、
古文書等逐次展示されている。

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石道寺(しゃくどうじ)

渡岸寺から20分ほどで石動寺に着く。
石道寺は己高山麓にある真言宗豊山派の寺。
神亀3年(726)に延法上人が創建され延暦23年(804)伝教大師が
十一面観音を祭り再興された。
後世に天台宗を廃して真言宗になった。

平安から鎌倉時代にかけて己高山七大寺の一つとして栄えた。
その後徐々に荒廃し、明治29年(1896)ついに無住の寺となった。
大正3年(1914)本堂を現在地に移築、
その翌年、石道観音堂(旧高尾寺)と合併し新石道寺が誕生した。


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平安末期の作と伝えられる本尊の十一面観音立像は、
写真奥の本堂に安置されている。
国指定の重要文化財で、高さ173cm、欅の一木造に極彩色を
施したもので、唇にほのかに朱が残っている。
両脇の持国天、多聞天も国の重要文化財に指定されており、
どちらも欅の寄木造で、鎌倉時代の作。
甲冑に身を固めた力強い像である。
写真でお見せできないのが残念。

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渡岸寺観音堂は向源寺の近くにある。

真宗大谷派向源寺の所属で、渡岸寺観音堂は通称。
奈良時代、聖武天皇の勅願により泰澄が十一面観音立像を
刻んで観音堂を建立したと伝えられる。
その後最澄が七堂伽藍を建てて以来栄えた。
戦国時代、浅井・織田両軍の戦いで、寺は焼失したが、
本尊の十一面観音立像は土中に埋められて災禍を免れた。

高さ1.95m、平安初期の一木造で、
井上靖の『星と祭』や水上勉の『湖の琴』、土門挙の写真などにより全国的に有名。
国宝十一面観音像は大日如来像と一緒に収容されている。

白州正子も著書で書いているように後姿を含めて秀麗且つ官能的で
特に両耳の大きな耳とうがインドや聖域の影響を受けて特徴的である。
十一面観音は自在菩薩ともいわれ左手に水瓶を持っている。
頭上の面は前の三面は慈悲菩薩面、化仏は阿弥陀如来 
向かって右三面は瞋怒面(しんぬめん)仏道に導く。
向かって左三面は白牙上出面(ばくげじょうしゅつめん)善行を薦める 
後ろの一面は暴悪大笑相(ぼうばくだいしょうめん)悪を威圧 
頂上は仏面 二臂像と四臂像がある。
夫々の表情は観音経により人間の苦しみを助け諭すためのものである。


なお十一面観音は国宝がたったの7体のみである。

奈良県・・・室生寺、聖林寺、法華寺

大阪府・・・道明寺

京都府・・・観音寺  六波羅蜜寺

滋賀県・・・渡岸寺

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奥に見える本堂の脇の収納庫に国宝の十一面観音像がある。

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WEBより引用

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WEBより引用

背後の暴悪大笑相

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撮影:panasonic LUMIX DMC-G1

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